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高騰する電気代 光熱費を考える

高騰する電気代 光熱費を考える
省エネ住宅において、適切なエアコン容量の選定方法は以外に知られていません。
暖房としてエアコンを使用する場合、容量が大きければ安心という考えもありますが、省エネの観点から考えれば “大は小を兼ねる” とはなりません。
エアコンの効率が最も良いのは、定格能力の 80% あたりでの運転です。
定格能力以上の運転や、特に定格能力の 50%を下回る運転は効率が激落ちします。エアコンの能力のスイートスポットをなるべく使用するためには、過剰な機器(畳数が大きい機器)は非効率になります。自動車でいうと大排気量車でゆっくり走るような使い方は、燃費が悪くなるといった感じです。
では、当社の規格プラン(32坪プラン)で、UA値 0.34(HEAT20 G2クラス)での、最適なエアコン容量を求めてみましょう。求める式は以下です。
鶴岡を想定し、
設定温度は→22°C、最低温度→-10°C、C値→0.5 面積→105㎡、にて計算します。
((2.67 x UA値 + 0.39) + C値/10) x 面積 x (設定温度 – 最低気温) / 1000
((2.67 x 0.34 + 0.39) + 0.5/10) x 105 x (22 – (-10)) / 1000 =4.5
ということで、必要容量は 4.5KW になります。
エアコンメーカー各社のカタログをみると、10畳用で、4.0KW で、少し足りませんが最低温度 -10°C での計算ですから、ほとんどの暖房期間は10畳用 4.0KWの使用が効率的と思われます。
因みに、エアコンのカタログをみると、4.0KW(0.6~8.3)等のように、最大能力として十分に最低温度にも対応していますので、問題ないかと思われます。 
家中を10畳用一台で大丈夫? って思われるかもしれませんが、効率を考えるとここら辺がベストといえます~